1929年トロント生まれ、2021年に他界したカナダ人クリストファー・プラマーは、演劇、映画、テレビにまたがる7十年のキャリアを等しい熟達で展開した。一般大衆にとっては永遠に、『サウンド・オブ・ミュージック』でジュリー・アンドリュースとともに歌うゲオルク・フォン・トラップ大佐であり続けるだろうが、その映画歴には『パリは燃えているか』『王になろうとした男』『インサイダー』『スタートレックVI』といった宝石が収められている。21世紀には見事な円熟期を迎え、『カールじいさんの空飛ぶ家』ではチャールズ・マンツの声を、『終着駅 トルストイ最後の旅』ではトルストイを、そして『ドラゴン・タトゥーの女』や『人生はビギナーズ』で演じ、後者により2012年、82歳でアカデミー賞を受賞した史上最高齢者となった。非の打ちどころのない演劇的な発声と貴族的な磁力を備え、彼は稀有なほどの優雅さと威厳を体現した。
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