運動能力に恵まれた肉体と磁力ある笑顔を持つバート・ランカスターは、サーカスの軽業師からハリウッドの偉大なスターのひとりへと転身した。1913年ニューヨーク生まれで、フィルム・ノワール『殺人者』(1946)で名を上げ、『地上より永遠に』(1953)などの古典でその地位を確立した。『エルマー・ガントリー/魅せられた男』(1960)でアカデミー主演男優賞を獲得し、ヴィスコンティ監督の『山猫』(1963)や『泳ぐひと』(1968)では見事な演技の成熟を示した。先駆的なプロデューサーでもあり、幅広い演技をこなす俳優として、アクションの役柄と、苦悩し曖昧な人物の肖像を組み合わせた。『アトランティック・シティ』(1980)などの記憶に残る仕事で経歴を締めくくり、これによってもうひとつのアカデミー賞候補となった。1994年に逝去。
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