マイケル・カーティスはブダペスト生まれのハンガリー系アメリカ人監督で、古典期ハリウッドで最も多作で多才なスタジオの職人の一人だった。撮影中もなお脚本が書き直されるという、スタジオ制度に典型的な時間の重圧のもとで撮られた『カサブランカ』は、カーティスにアカデミー監督賞をもたらし、アメリカ映画史で最も愛され引用される作品の一つとなった。『ロビンフッドの冒険』と『海賊ブラッド』は、剣戟の冒険への等しく確かな掌握を示し、一方、ジョーン・クロフォードにアカデミー賞をもたらした後者『ミルドレッド・ピアース』と『ホワイト・クリスマス』は、ミュージカルの娯楽から暗い家庭メロドラマにわたる幅を示した。膨大で多岐にわたる作品群を通じてほぼすべてワーナー・ブラザースのスタジオ制度の内で働いた、事実上あらゆるジャンルにまたがる頼りになる技術的な熟達は、ハリウッド黄金期で最も商業的に成功した監督の一人にカーティスをした。
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