パリの演劇一家に生まれたジュリー・デルピーは、ヨーロッパ映画とアメリカのインディペンデント映画のあいだの架け橋を誰よりも体現する、フランス系アメリカ人の女優・監督・脚本家である。その顔は、リチャード・リンクレイターの『ビフォア』三部作——『恋人までの距離』『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』——と切り離せないものとなり、そこではイーサン・ホークとともに脚本を共同執筆し、二十年にわたる会話を通じて愛を描いた。それ以前にすでに、ジャン=リュック・ゴダール、アニエス・ヴァルダ、そして『トリコロール/白の愛』で主演したクシシュトフ・キェシロフスキといった巨匠と仕事をしていた。ニューヨーク大学で映画を学び、神経症的なコメディと親密な眼差しを併せ持つ『パリ、恋人たちの2日間』などで監督業へと踏み出した。その芸域は、皮肉、優しさ、そして言葉の知性を混ぜ合わせ、饒舌で驚くほど人間味あふれる人物たちを生み出す。
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