プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックに見出され育てられ、のちに彼と結婚することになるジェニファー・ジョーンズは、『聖処女』(1943年)でルルドの若き幻視者を光り輝く純真さで演じてアカデミー主演女優賞を獲得し、一躍名声を得たアメリカの女優である。アカデミー賞に5度ノミネートされ、人種メロドラマ『白昼の決闘』(1946年)やロマンス『慕情』でずっと幅広い演技を示した。『慕情』(1955年)のユーラシア系の看護師や『ボヴァリー夫人』の主人公も演じた。その存在は繊細さ、抑えた官能、そして感情の強度を併せ持ち、彼女を1940〜50年代のもっとも独特なスターのひとりにした。
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