ジェームズ・カーンは、『ゴッドファーザー』(1972)の血の気の多い後継者ソニー・コルレオーネとして映画史にその名を刻んだ。純粋に燃え上がるエネルギーの演技はアカデミー賞ノミネートに値した。1940年ブロンクス生まれの彼は、すでにテレビ映画『ブライアンズ・ソング』(1971)で死にゆくアメフト選手を演じ観客の胸を打っていた。マイケル・マン監督『ザ・クラッカー』(1981)では実存的な金庫破りを、『ミザリー』(1990)では監禁され拷問される小説家を演じ、晩年の愛される役柄として『エルフ ~サンタの国からやってきた~』(2003)では偏屈な父親を演じた。ストリートで培われた硬質さの下に、不意に優しさがのぞくのが彼の本質だった。2022年、82歳で死去した。
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