ロンドン生まれながら古典期ハリウッドの偉大な女性のひとりとなったグリア・ガースンは、第二次世界大戦のさなか、品位ある穏やかで気丈な女性を誰よりも体現した。MGMと契約し、デビュー作『チップス先生さようなら』から輝きを放ち、『ミニヴァー夫人』で頂点に達した。この作品はアカデミー主演女優賞をもたらし、イギリス市民の抵抗の象徴となった。『キュリー夫人』や『高慢と偏見』といった作品で、アカデミー賞に5年連続ノミネートという記録を打ち立て、当時もっとも高給の女優のひとりとしての地位を固めた。抑えた優雅さと高貴な情感でできたその芸は、1940年代映画のヒロイン像そのものを定義した。
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