1948年ジャマイカのスパニッシュ・タウンに生まれたグレイス・ジョーンズは、モデルとディスコ歌手としてすでに伝説的だった存在を、独自の前衛的な威厳とともに銀幕へ持ち込んだ。『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』(1984)ではアーノルド・シュワルツェネッガーと並ぶ女戦士ズーラを、『007 美しき獲物たち』(1985)ではメイデイ役でジェームズ・ボンドに対峙した。『ヴァンパイア/ドラゴンナイト』(1986)では台詞のない象徴的な吸血鬼を演じ、数十年後にも『Boom Boom Room』(2017)などの芸術企画に姿を見せている。画面に登場するときの彼女は、演技そのものをパフォーマンス・アートの一形態として扱う。
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