フレディ・フランシスは1917年ロンドン生まれ、英国映画史における屈指の撮影監督として記憶される一方、ホラー映画の監督としても長く活躍した二刀流である。撮影監督としては、ジャック・カーディフ監督『息子と恋人』(1960)とエドワード・ズウィック監督の南北戦争大作『グローリー』(1989)でアカデミー撮影賞を二度受賞し、デヴィッド・リンチとは『エレファント・マン』(1980)、『デューン/砂の惑星』(1984)、『ストレイト・ストーリー』(1999)を組んだ。監督としてはハマー・フィルムやアミカスのゴシック・ホラーを得意とし、『墓場から蘇ったドラキュラ』(1968)、『魔の頭脳作戦』改め『魔の頭蓋骨』(1965)、『テラー博士の恐怖』(1965)などを送り出した。2007年に世を去るまで、彼はスタジオ映画のルックと英国ホラーの映像文法の双方を形作り続けた。