ドイツのサイレント映画を代表する名優のひとりとされるエミール・ヤニングスは、映画史上初めてアカデミー賞を受賞した俳優で、1929年の第1回授賞式で『最後の命令』と『肉体の道』により受賞した。そのヨーロッパでの名声は、ムルナウの傑作『最後の人』と『ファウスト』、そして引き裂かれた顔と身体の演者として輝いた『ヴァリエテ』によってすでに築かれていた。ドイツに戻り、マレーネ・ディートリヒと共演した『嘆きの天使』(1930年)で華々しくトーキーへ移行した。しかしその名声は、ナチス政権とUFAのプロパガンダへの協力によって傷つき、1945年の敗戦後にキャリアは崩壊した。悲劇的な強度を持つ俳優で、身振りとスクリーン上の屈辱の表現の名手だった。
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