1946年トスカーナ州ヴィアレッジョ生まれのステファニア・サンドレッリは、15歳のときピエトロ・ジェルミ監督に見出され、マルチェロ・マストロヤンニと共演した『イタリア式離婚狂想曲』(1961)で戦後イタリア映画を象徴する顔となった。同じジェルミの『誘惑されて捨てられて』(1964)で地位を確立し、のちにベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺の森』(1970)、『1900年』(1976)で決定的な役柄を刻む。エットーレ・スコラ監督『あんなに愛しあったのに』(1974)にも出演し、『La famiglia』(1987)でナストロ・ダルジェント最優秀主演女優賞を受賞。60年に及ぶキャリアを通じ、少女的なミューズから母性の像まで、同じ知性でイタリア映画の官能と眼差しを体現しつづけている。
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