ロベルト・ロッセリーニはローマ生まれのイタリア人監督で、イタリアのネオレアリズモの中心的な創始者にして、この運動を定義する声の一人である。ナチス占領からかろうじて解放された都市の瓦礫のさなかで撮られた『無防備都市』と、イタリア戦線を挿話的に綴った『戦火のかなた』は、非職業俳優と実際のロケ地を用いた、ドキュメンタリー的で粗い作風を確立し、戦後の映画を世界規模で作り替えた。『ドイツ零年』はこの手法をベルリンの廃墟へと広げ、一方『ストロンボリ』や『イタリア旅行』を含むイングリッド・バーグマンとの後年の協働は、ヌーヴェル・ヴァーグに深く影響を及ぼす夫婦の疎隔をめぐる内省的な考察へと転じた。実際の惨状のただ中で市井の人々とともに撮ることへのロッセリーニのこだわりは、イタリアのネオレアリズモに、その持続する道徳的権威と国際的な衝撃を与えた。
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