その天使のような容貌と邪悪な笑みは、マルコム・マクダウェルを、スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』における超暴力的なアレックス・デラージにうってつけの顔にした。映画史上最も挑発的な人物のひとりである。1943年ヨークシャー生まれの彼は、すでにリンゼイ・アンダーソン監督の『IF もしも....』で強烈な印象を残しており、過剰な『カリギュラ』や、『新スタートレック』でカーク船長を殺す悪役でその名声を保った。その長大なキャリアは映画・テレビ・ビデオゲームにわたり数百作に及ぶ。マクダウェルは自身の悪役たちに、氷のような明晰さと、他に類を見ない邪悪な魅力を与える。
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