リアム・カニンガムは、二十代半ばを過ぎるまでダブリンで電気技師をしていたが、道具を演劇学校に持ち替えた。その遅い出発が、気取りのない彼の芸を鍛えた。『麦の穂をゆらす風』(2006)やスティーヴ・マックィーンの『HUNGER/ハンガー』(2008)でアイルランド映画の敬意を勝ち取り、後者ではマイケル・ファスベンダーと17分におよぶ名高い対話シーンを共演した。世界的な名声は、『ゲーム・オブ・スローンズ』(2012-2019)の高潔な密輸人ダヴォス・シーワースとして訪れ、シリーズで最も愛される人物のひとりとなった。その後は『三体』(2024)で冷酷なトーマス・ウェイドを演じて主役を張った。荒れた声の誠実さ、その下に鋼を秘めた男。それが彼の刻印である。
We use cookies for analytics and ads. Without them, the site works just as well.