ジャック・パランスは、角ばった顔立ちと威圧的な存在感を持つアメリカの俳優で、ウクライナ移民の息子であり、悪党や悪役の専門家だった。第二次世界大戦中に空軍で従軍したのち、『パニック・イン・ザ・ストリート』でデビューし、まもなく『恐怖のまわり道』ならぬ『Sudden Fear』と『シェーン』——冷徹で忘れがたいガンマンを演じた——で二度のアカデミー賞ノミネートを重ねた。それから約四十年後、コメディ路線の『シティ・スリッカーズ』でついにオスカー像を手にした。テレビ番組『ripley's 信じるか信じないか』の司会も務め、テレビでドラキュラを演じた。石のようなものと芝居がかったものの間を行くその作風は、肉体的な威圧を紛れもない持ち味とした。
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