ロマン・ポランスキーはパリ生まれで戦時下のクラクフに育ったフランス系ポーランド人監督で、同世代で最も技術的に優れ、私的には最も物議を醸す映画作家の一人である。『ローズマリーの赤ちゃん』と『チャイナタウン』は、完璧に統制された映像構図の内に、じわじわと募る戦慄と道徳的に腐敗したノワールの空気を築く手腕を確立し、自らの少年期のホロコースト体験に基づく『戦場のピアニスト』は、彼にアカデミー監督賞をもたらした。合衆国から逃亡したのちおおむねヨーロッパで亡命生活を送りながら作った『ゴーストライター』と『おとなのけんか』は、波乱に満ちた個人史の数十年を通じてもその技法が衰えないことを示した。1977年の未成年への性的暴行の有罪判決を受けての逃亡者としての立場は、そのキャリアに恒久的な影を落とし続け、映画業界内で栄誉を受け続けることは今なお論争の的である。
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