ピーター・ジャクソン監督による嬉々として過剰なスプラッターコメディ。1950年代ニュージーランドを舞台に、支配的な母親がスマトラ島のネズミザルに噛まれてゾンビと化し、気弱な青年がその感染拡大を必死に食い止めようとする顛末を描く。ブラックコメディから始まり、芝刈り機を使った大虐殺シーン――今なおホラー史上もっとも凄惨な場面のひとつに数えられる――を含む、あごが外れるほどのアナログ特殊効果による血みどろの惨劇へとエスカレートしていく本作は、ある意味で史上もっとも血まみれな映画とすら言われている。『ロード・オブ・ザ・リング』に至る何年も前にジャクソンの技術的な創意工夫を示したカルト的名作として、グロテスクなコメディに全身全霊で突っ込んだ姿勢がホラーファンに愛され続けている。
We use cookies for analytics and ads. Without them, the site works just as well.