1917年北海道生まれ。千秋実は黒澤明監督の絶頂期と切り離せない俳優である。『羅生門』(1950)の杣売り、『七人の侍』(1954)の坊主・平八、そして軽妙な役柄では、のちに『スター・ウォーズ』のR2-D2とC-3POの原型ともなった二人の農民のうちの一人として『隠し砦の三悪人』(1958)の冒頭を飾った。以後も東宝作品を中心に、日本映画とテレビで長年脇役を務めた。風雪に鍛えられた顔立ちと機敏さ、共演者への気配りを兼ね備え、黒澤組を支えた不可欠な顔の一人だった。
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