ジョン・シュレシンジャーはロンドン生まれのイギリス人監督で、大西洋の両岸で疎外と社会のはみ出し者を、しばしば感傷を排して鋭く見つめた研究で称えられる。ニューヨーク市の周縁で、素朴な男娼と病んだ詐欺師が結ぶ絆を追う『真夜中のカーボーイ』は、アカデミー作品賞を受けた唯一のX指定映画となり、今なおアメリカ映画の率直な1960年代末の転回の画期作であり続けている。故国イギリスで撮られた『日曜日は別れの時』は、そうした主題が主流に受け入れられる何年も前に、両性愛の三角関係を異例なほど率直に描き、一方『マラソンマン』は、緊迫した主流のスリラーづくりへの等しく確かな掌握を示した。親密なイギリスの社会的写実と大規模なアメリカのスタジオ製作のあいだを行き来する手腕は、その世代で最も国際的に多才なイギリス人監督の一人にシュレシンジャーをした。
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