ファニー・アルダンは1949年、フランス・ソミュールに生まれた。フランソワ・トリュフォーの最後の大いなるミューズとして『隣の女』(1981)でジェラール・ドパルデューと共演し、続く『日曜日が待ち遠しい!』(1983)にも招かれた。アラン・レネ監督『恋するシャンソン』(1997)の政治家の未亡人役でセザール賞主演女優賞を獲得し、その後フランソワ・オゾン監督の様式化された群像劇『8人の女たち』(2002)にも加わる。自身でも監督作を手がけ、時流に逆らう主張をディーヴァの落ち着きで擁護し続け、四十年にわたって同じ低く丁寧な声で台詞を運んでいる。同世代のフランス人女優の中でも、その存在感は一種独自の重みを持つ。
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