ベルリン生まれの威風堂々たるドイツ人俳優。ワイマール期および国際映画界を代表する名優の一人だった。表現主義の金字塔『カリガリ博士』(1920)で夢遊病者チェザーレを演じ、ナチスから逃れた後には自身が世を去った年でもある『カサブランカ』(1943)で不気味なシュトラッサー少佐を演じた。ホラーと悪役演技の先駆者として、憂いを帯びた鋭角的な存在感を確立した。サイレント期のドイツ表現主義とハリウッドを橋渡しした芸術性で、映画史に消えない足跡を残している。
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