1929年、ナポリ生まれのバッド・スペンサーは、元オリンピック競泳選手からイタリアの娯楽映画を支える巨躯のコメディ俳優となり、多くのジャンル映画で愛された。テレンス・ヒルとのコンビは彼のキャリアと切り離せず、マカロニ・ウェスタン・コメディ『風来坊/花と夕日とライフルと…』(1970)、『風来坊II/花と夕日と拳銃と』(1971)などで爆発的な人気を得た。二人組は現代劇『怒りの荒野』ならぬ『怒っちゃいやョ』(1974)や『ザ・クレイジー・キッズ2』(1977)でも同じ路線を踏襲した。単独では1970年代に警察コメディ「ピエドーネ」シリーズを牽引した。広い肩幅と穏やかな顔つき、そして名物の平手打ちは、欧州のポップカルチャーの一部として世代を超えて記憶されている。
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